C工房

時間が出来たので初心者が立ててみた。作品を紹介したり、興味あることをおっかなびっくりやっていきます。

【余談】私の前に現れたのはSFの神様でした【読書感想文?(※自己語り含)】

どうも、小学生の頃失くしたと言って読書感想文提出を逃れたジョーです。(あれきっと先生わかってたと思うの。)

今日はそんな苦い思い出のある読書感想文(簡単なレビュー程度ですが)を書きます。

 

最近、星新一作品にはまりました。出会いは待ち合わせの待ち時間に、立ち寄った本屋で偶然目に留まって手に取ったときです。本当に偶然。そしてお恥ずかしながら、星新一作品完全初見でした。

本は好きなのですが、読み込むまでに時間がかかるというか。気が向かないと読めない性格でして。なので文庫本にでさえなかなか手が出ない、出さないのが常でした。そんな私に天啓のように現れたのが『おせっかいな神々』だったのです。短編ものの文庫にだったらきっともっといろんな出会いがあったと思います。しかし私の場合は何故かSFショートの神様が降りてきてしまいました。

 

おせっかいな神々 (新潮文庫)

おせっかいな神々 (新潮文庫)

 

 

5分あれば読めてしまえるようなショートショートが40編。こいつぁ時間つぶしに良いや!から読み始めたものの、あっという間にその世界観に引き込まれました。淡々と描かれる人々の数奇な運命。壮大な物語がはじまったと思ったら、ものの数行で完結するあっけなさ。あっけらかんと微量の毒を含む世界に、滑稽さと恐ろしさが共存していて、気味が悪いのに心地よいというか。趣味悪っ!(失言)ってつい思ってしまうような。それでもスイスイ読んでしまいます。読みやすいというよりは、短くまとまっており、早く結末がわかるのでその疾走感、爽快感に病みつきになってしまったようです。

次は?次はどんな話?と急ぐ気持ちを抑えながら、就寝前に1~2編ずつ。物語を噛みしめるように読みました。(急いで読んでしまうと、1つ1つの物語がまざってしまうので。)それでもしばらくすると読み終えてしまうんですよねぇ。読み切ったときの喪失感よ・・・。

 

ので次の作品を買いにゆくのです。『妄想銀行』、『未来いそっぷ』を枕元に用意!フィーリングで買っているので年代順とか気にしない。

 しばらく奇妙奇天烈な夢をみるかもしれない。それはそれで楽しそう。めざせ星新一作品読破・・・!!こうしてSF界の神様は、また新たな中毒者を生んでしまったのでした。チャンチャン♪

妄想銀行 (新潮文庫)

妄想銀行 (新潮文庫)

 

 

未来いそっぷ (新潮文庫)

未来いそっぷ (新潮文庫)

 

 

 

結局読書感想文にはならなかった。あかんこれ。

「今ぁ、私ぃ、こーゆーのはまっちゃってまーす!てへぺろ~」みたいになってる。いや間違ってないけど。

なんかね、嬉しかったんだ。久しぶりにワクワクしたのが。それだけなんだ・・・

以上、無趣味が希望を持った瞬間をお送りしました。ジョーでした。