【余談】「めかりどき」?【春の言葉】
居眠りの多かった私。いつだったか国語の先生に教わった言葉です。
「蛙の目借時」<かわずのめかりどき>
カエルが目を借りる、という想像をしてなんだか面白かったのを覚えています。
春先はどうしてもうつらうつらしてしまう、そうしたことを表す言葉です。
本来は春、晩春をさす季語。俳句用語なのです。
・冬眠から目を覚ましたばかりでまだ眠いカエルは周りを見るために人の目を借りました。その代り人々は目が見えない、目を開けられない。つまり「眠い」とか「つい居眠りしてしまう」という意味。
・”めかり”に、”女(雌、妻)狩り”という字をあて、出会いや恋の季節を表す。春という意味になります。
私は前者で習ったので、後者の訳をみると彼女探しに必死で、人の目まで借りるカエルの姿が浮かんでしまいます。
1つの言葉に複数の意味を持たせる、しゃれや言葉遊びは古来からある文化ですよね。しかも音だけじゃなく、当て字に応用してしまうのがすごい。今では英語、数字を組み合わせたりしちゃうんですから。
自分にもそんなセンスが欲しいですよ。え?だったらテレビばっかり観てないで本を読めって?ま、漫画なら読んでるし・・・(震え声)
以下参考サイト(敬称略)
(リンクはしてないです。何かありましたらご一報ください)